あじさいネットって?
長崎の医療機関をつなぎ、診療情報を共有するためのしくみです

「あじさいネット」は、長崎県内の医療機関をつなぐネットワークです。総合病院での診療情報(電子カルテ・検査結果・画像等)を、他の医療機関でも活用できるようになっています。
総合病院での診察や検査・処方などの情報を、いつも利用している医院・薬局・訪問看護サービス等でも共有することで、より良い治療ができるようになります。
また近年では、総合病院の専門医と地域のかかりつけ医があじさいネットで連携し、遠くの総合病院へ行かなくても高度な医療を受けられるようにする取り組みも行われています。
全国に先駆けて2004年にスタートしたあじさいネットは、現在ではほぼ県内全域をカバーし、全国最大規模かつ最も高機能と言われているネットワークです。
医院や薬局、訪問看護ステーション等で使っています
機器を導入して会員になることができるのは、医院や薬局、訪問看護ステーション、介護施設などの医療従事者です。
あじさいネットの接続は高度に暗号化されており、専用の接続機器を導入した施設のみがあじさいネットを利用できます。
利用の流れ
会員である医院や薬局などで、総合病院のカルテを参考にしたい場合は患者様にあじさいネットの説明をします。
それを聞いて患者様が納得したら、あじさいネット同意書に署名をします。
署名をした同意書はFAXで総合病院に送られます。受け取った総合病院側ではすぐに情報開示の設定作業がおこなわれます。 (おおむね15分ほどで設定完了します)
設定が終わると、あじさいネットに接続したパソコンで総合病院の診療情報が見れるようになります。
患者様自身が知らないまま、情報を見られてしまうことはありません
患者様が署名した同意書が送られない限り、診療情報の開示設定はされません。ですので患者様本人が知らないうちに勝手に診療情報を見られてしまう心配はありません。
また、この開示設定は会員ごとに個別に行われるため、同意書に名前を記載したあじさいネット会員のみが閲覧できるようになります。たとえ同じ施設内の職員であっても、同意書に名前を書いていない会員は見ることができません。
このようにあじさいネットでは、厳格に情報が守られています。