あじさいネット
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会長挨拶

特定非営利活動法人 長崎地域医療連携ネットワークシステム協議会

会長 森崎 正幸(長崎県医師会長)

森崎会長近影長崎地域医療連携ネットワークシステム協議会(通称:あじ
さいネット)は、2004年(平成16年)11月にシステムの運用が開始され現在17年目を迎えております。このたび、小尾重厚会長の勇退を受けて、2021年1月より私が会長に就任することとなりました。もとより微力ではございますが、あじさい
ネットの充実、発展のために最善を尽くす所存でありますので、今後ともご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

今では全国に広がっている地域医療情報ネットワークです
が、あじさいネットの運用開始当初は、このようなネットワ
ークの活発な利用ケースが全国的にもまだ少なかったため、大変注目され、現在もなお、全国から多数の団体が視察に訪れており、見学団体は200団体を超え、見学者は延べ1,000人を超えています。

あじさいネットは、地域に発生する診療情報を患者さんの同意のもと複数の医療機関で共有することによって各施設における検査、診断、治療内容、説明内容を正確に理解し、診療に反映させることで安全で高品質な医療を提供し地域医療の質の向上を目指すものであります。このコンセプトに賛同し、参加している医療施設は400を超え、会員数は1,600名に達し、なおも増えつづけているところです。

また、周産期関連においてもあじさいネットのICTを利用した周産期医療支援システム「すくすく」
が2014年7月から運用されております。「すくすく」は妊婦の容態が急変した場合でも、救急搬送先
の病院で過去の検査・診療データを把握する事で、適切な治療が施せる画期的なシステムであり、私自身も産婦人科医として非常に有用に活用しているところです。

今後、地域包括ケアシステムの実践と在宅医療の充実のための施策が実施される中で、あじさいネットが多くの患者さんにとりまして、有用で、安全、安心な医療連携システムとして、地域医療提供体制の基盤となる事を願っております。

本システムを進歩させ、患者さんにとっても医療者側にとっても今後より良いものにしていくためにはヒューマンネットワークが最も重要な要素と考えますので、皆様のご理解、ご協力をよろしくお願い致します。